ブログネタ
オススメの本はありますか? に参加中!
偶然入手した本をご紹介させていただきます。
「プラスチック放浪記」綾井 英二 氏 著 シグマ出版
IMG_0025


妙なタイトルだから、きっと理解が困難なことばかり、と
想像しながら開いてみると、
意外と人間くさいことが随所に書いてあって驚きました。

そして本が発行された1987年(昭和62年)と比べて、
技術も、取り巻く環境も飛躍的に発達して、
かなり楽になった部分もあるのでしょうが、
仕事に対する姿勢で守るべきことは
変わらない気がしました。

すべてのものに対して、
「これはなに?」「どうして?」「なぜ?」
と疑問に思う気持ちが、実はとても大切なのだと
思い知らされました。
IMG_0023

IMG_0022

IMG_0021


印象に残った部分をご紹介します。

「今の世の中は、とかく結果だけを追求しすぎる。
仕事というものは生活のためにやらなければならない要素も
もちろん存在する。しかし、物を作ること自体に意味があり、
その過程を考えること自体にも楽しみがなければ、
余りにもみじめである。その点では、今の人達の仕事ぶりには
ゆとりが無さすぎる。もっと一生の仕事として
努力を積み重ねてほしいと思うのは僕だけだろうか?」

「今の人は、とかく答えだけを求めたがる。
自分で読み、書き、考えることをしようとしない。
教えてもらうということは自分で努力し、
自分の意見をもって批判をあおぐことだと心得ていない。
その意味では教えを乞う資格がない人が多い」

「コンピューター化には僕は反対するものではない。
コンピューター化することによって、技術者不要論が
生ずるのが怖いのである。重合の恐ろしさを知らない素人が、
コンピューターに頼る間に初心は失われていく。
コンピューターによって成形機は
熟練者がいなくても成形はできる。
しかし働く人は頭を使わなくなって
新しい設計はできなくなる」

「1つの技術を作り、1つの仕事を完成するのには
長い時間がかかるものだ。時には行き詰まり、
時には悩むことも起きる。
1日でできないことが1年、2年という歳月の間に
育まれていく。
1日でできた仕事は1日で追いつかれてしまう。
しかし1年かかった仕事は他の人がやっても1年かかろう。
それよりも1年の間の努力から自分自身が変わっていく。
結果より過程に価値を見出すべきだ」

「技術を金儲けの道具と考えてはいけない。
結果だけを追い求めることではいい仕事はできない。
何をしても、苦しみ悩むことは人間の宿命である」

そうそう、そうなんだよねーと
実感された方も多いと思います。
いろんな方にご一読いただきたい1冊です。
IMG_0035


《本のご紹介をさせていただきます》
学生が伝統のル・マン24時間に参戦した熱い記録。
数々の逆境や不運を乗り越えて得た自信と生きる力。
「ル・マン24時間ー闘いの真実ー」
ご愛読感謝!
専用のサイン入りブックマーク
(しおり)配布中です!
無料でダウンロード!
A4サイズ、厚手タイプのスーパーファイン紙に印刷してご活用ください。
PDFでダウンロード(約4MB)

【amazon】
MFI叢書 ル・マン24時間 闘いの真実 (モーターファン別冊 MFi叢書)
MFI叢書 ル・マン24時間 闘いの真実 (モーターファン別冊 MFi叢書) [単行本]


【楽天ショップ】
【1000円以上送料無料】ル・マン24時間 闘いの真実 ル・マンに挑んだ林教授と学生たちの11年/林義正/田中紀子【RCP】
【1000円以上送料無料】ル・マン24時間 闘いの真実 ル・マンに挑んだ林教授と学生たちの11年/林義正/田中紀子【RCP】


【楽天Kobo電子書籍ストア powered by 楽天ブックス】
パソコンでもごらんいただけます!
パソコン用の無料アプリはこちらからダウンロードできます。
右下ウィンドウズWindows版または
マックMac版の青いボタンを押すと
ダウンロードが始まります。